地域との出会い

私の原点

地域との出会い〜私の原点とは・・・

私は、これまで36年間、会社員として勤めてきました。2022年3月末に職を辞し、中野での地域活動に専念することにしました。
会社員としてはケーブルテレビの事業に18年間と最も長きにわたり、携わってきました。
ケーブルテレビ事業のなかでは、グループ20局のコミュニティチャンネルの制作編成の責任者やケーブルテレビ局の買収の責任者を務めてきました。
そのなかで、買収されるケーブルテレビ局に関わる皆さまの地域への思いをたくさんお聞きしました。
地域の皆さまの思いを実現できることも実現できないこともあり、ビジネスと地域の皆さまの思いとの狭間で苦悩したこともありました。
そんななかで自分の住む、そしてこれから一生を過ごすまち、この中野で、純粋に地域のためにできることをやりたいと思うようになりました。

逸品との出会い

逸品食べ歩き

そんな日々を過ごす中、当時の同僚から、中野の逸品グランプリ2012というイベントを教えてもらいました。 中野の街に根付いてお店を経営している皆さまや従業員の方、そしてそのお店の常連の皆さまに暖かく受け入れていただき、いろいろ話をしながら逸品をいただくのは夢のように楽しい時間でした。 次の年中野の逸品グランプリ2013では、全200店を制覇(1店は出場辞退、1店はシール切れで公式記録は198店ですが、その2店にも行き、実食しました)。 私は、子どもの頃から商店街が大好きでした。子どもの頃住んでいた街、西新宿は商店街が充実した街で、小学校の頃の同級生も半分は商店街の子どもたちでした。 そんなまちが副都心となり、高層ビルが立ち並ぶまちに変わっていき、商店も無くなってしまいました。 大人になり、新井薬師のまちに、当時子どもの頃感じたなつかしさを感じ、2001年3月にマンションを購入し、引っ越してきました。 このまちに、そして中野に居を構えて良かった!と逸品グランプリを通じて心から思いました。


リフレッシュ休暇での出来事 ~地域との出会い

私が勤めていた会社には50歳のときにリフレッシュ休暇という制度があります。 3週間のリフレッシュ休暇の期間。1週間は家族と旅行に、1週間は陸前高田に復興ボランティアにいくことにしました。 最後の1週間どうしようかな?と考えているところに、中野区社会福祉協議会のNICESという広報誌が目に入りました。 目の前にある哲学堂公園の公園案内ボランティアを募集していました。 これだと思い、井上円了博士が設立した世界でここにしかない哲学のテーマパーク、哲学堂公園のガイドボランティアを始めました。 ある日、公園ガイドをしていると、同じマンションに住む70代の女性から声をかけられました。 井上円了博士が設立した東洋大学の教授を呼んで講演会やっているから聞きに来ないかと言われ、聞きに行きました。 主催者と同年代の方が30人くらい熱心にお話しを聞いていました。 その後、翌月にやっているというちびっこオセロ大会にもお手伝にいきました。 80代の男性がパソコンを駆使しながら、点数集計や組み合わせをしていました。 一連のイベントの反省会の際に、これからこの活動をどうしていくべきかという相談がありました。